菊池風磨くんに降りた話とSTAGEオーラス


2017年5月7日の横浜アリーナのことを絶対に忘れたくない、それと自分の中で覚悟が決まったことを、文章にして残しておきたいと思ったので書くことにします。
いちオタクの担降りブログであり、Sexy ZoneのSTAGEツアーオーラスについての感想ブログにもなる予定です。

わたしは10年弱嵐の櫻井担として生きてきました。
嵐担界隈の方はお察しの通り、2月25日を境にわたしの世界は驚くほど変わりました。
3月から就活解禁のこの時期かよと苦笑いしたりしたのもつかの間、悲しみも憤りも一気に押し寄せて。

いろんな意見があると思うけど、わたしは結婚したアイドルはまず応援できない。
そしてこの人と結婚するんだろうなってわかった時点でもそれは一緒です。
いくらそれが3年後だろうとそれを知ってしまった以上同じ気持ちではいられない。
こう思うのはなんでだろうって考えてたけど単純に好きな人に好きな人がいて、それを知っちゃうのは嫌だよね、それだけです。

櫻井くんは世の中の反応をとてもよく知ってる人だし、頭がいい人だからこそ、すごく悲しい気持ちになった。自分のファンは他の4人のファンよりもこういうことで離れやすい人が多いこともきっとなんとなく知ってたと思うから。
櫻井くんがそうなってもいいやと思ったことが悲しかった。ずっとずっと好きだと思ってたし、アイドルとして人間として好きだったから。だけど結局こういうことがあったらこうなるのかよみたいなとこが自分的にあって、あるからこそスッと離れることはできなかった。


だって櫻井翔はわたしのほとんどだったから。
悔しいくらい生きがいのような存在だったから。


おたくの友達とロケ地巡って同じように写真撮って、現場が決まれば服を決めていろんなところに飛び回って。
それがわたしの生きがいだったから。

でもきっと櫻井くんは「変わっていかなきゃいけない」って最近やたらと言ってたし、後輩が力をつけてきてる中で、自分たちもそろそろって思ってるところがあるんだろうなと勝手に考えてます。それは当たり前のことで時の流れと年齢に沿ったことで。

それでもわたしは1ヶ月離れてもどうしても頭の片隅に櫻井くんがいたから、アイドルのリハビリをしようと思いました。これからもジャニーズというキラキラした偶像を見続けたかったから。

今まで他Gの現場は一番櫻井くんに会いたくなる場だったから、きっとまたそういう時にはそう思えると思ったからです。

その場に選んだのが、1回は生で見たいと思っていたSexy Zoneの名古屋公演でした。
自分で言うのもなんなんだけどわたしはちょろい方ではないので、かっこいいなと思ってもいつもそこ止まり。

きっとまた「あー櫻井くんに会いたくなった!」っていう気持ちになると思った。

なのに風磨くんはわたしが気づかないくらいのスピードで心を持っていった。
風磨くんは櫻井くんを兄貴って慕ってて、勝手に身近に感じてて、確かに「好きなタイプだわ〜」って言ってたけど、一瞬だった。
まっすぐで、不器用に器用で、男らしくて、言葉を上手に使って、最高に兄貴で。
多分風磨くんが使う言葉がとてもとてもわたしの好みだった。
そのあとアンコールで歌ったwith you、

君が今かかえる キズや痛みを
忘れるほどの旅にしよう
さあ! ぎゅっと 手をにぎった

すごく言葉にするのは難しいんだけどなんとなく救われた気持ちになって。

あんなガチもんの熱愛が出ても変わらず好きって言ってる人が羨ましくて、わたしはなんでそうなれないんだろう、あんなに無条件で好きだった人だったのにって悲しくて心に穴が空いたような気持ちになって、周りから「そんなもんだったんだ」って思われてるような気がして、責められてるような気がして。そんなことなかったのに、わたしはわたしなりに好きだったのに、大好きだったのにって思ってた。大好きだったから、櫻井くんがアイドルとしての自分を少し捨てて置いていかれたように感じたから、悲しくて悔しくてどうしようもなくて、でも櫻井くんは何も悪くなくて、自分の考え方を憎んでた、そんな気持ちの塊が溶けていくような感じがした。こんな醜い気持ちも全部忘れるほどの旅がこの5人とならできるかもしれないって思った。


名古屋でそんなことになったわたしは横浜のオーラスに行くことを速攻で決めて1ヶ月猛勉強しました。
振りも歌も一生懸命勉強するのが楽しくて、横浜が楽しみで楽しみで仕方なくて、毎日いろんなことを頑張れた。就活だって、バイトだって頑張れた。


そしてついに迎えたツアーオーラス。
本編の最後に歌うSTAGEで薔薇を出す企画をしてる方がいると知り、わたしも参加したいなあと思って近所のダイソーで造花の薔薇を調達して横浜に向かった。
そしたら入場口で配ってるっていうから白目剥いたし、公式の企画に参加できるのなんて初めてでワクワクでどうしようもなくなりながらギリギリに席に着いて13:00ちょうどに始まった。

5人はかっこよくてかわいくて最高にアイドルで、わたしは過去についてほとんど知らないし見てないけど、相変わらず本当にいい構成で楽しくて幸せで、楽しそうで幸せそうな5人を見てもっと幸せで。MCは時を忘れるくらい笑ったし、オキテで完全敗北してるって思ったり、生で「笑ってよ」が聞けたのも、3回目にしてやっとrougeを見ることができてちょっと最高すぎて戸惑ったのも、じゃんけんで風磨くんがやっとチョキを出して勝ったのも嬉しかったし、「みんなを愛してる」でキャーーって乙女になったのも楽しかった!

最後の挨拶で「俺たちの大きな夢で厳しい現実を壊してもいいんじゃないかな」って言う健人くんも、「10年先も20年先ももっと先もみんなを幸せにできる自信があります」って言う勝利くんも、「笑顔でいれることは幸せなこと、素敵な愛をもっと届けていきます」って言う聡ちゃんも、「僕が足を引っ張っちゃった時もあったと思う、そんな僕が成長できたのは4人のおかげ、4人に拍手を」って言うマリちゃんも、「俺は裏切らないから、裏切る時は死ぬ時だから、言いたくないけど俺結構Sexy Zone好きなんだよね」って言う風磨くんも。

外から見ていても、風磨くんはSexy Zoneの王道キラキラアイドル感に抗っていると思ってた。
でも名古屋公演を終えて情報を集め始めたわたしの目には「俺の長い長い反抗期が終わって今の夢はSexy Zoneになること」、「王道アイドルができることはすごい武器」、「今ではSexyzoneでよかったって心底思えるようになった」なんて発言が飛び込んできて、そうなった風磨くんはきっと最強だし、もっともっとこれから一生懸命アイドルとして生きていくんだろうなと思った。きっと「Sexy Zoneが結構好き」っていう言葉には今までのたくさんの葛藤を乗り越えた全部が詰まってる。

嵐担として生きてるといろんなグループの情報が入ってくるから、3人と2人になってた時代のことももちろん知ってたし、外から見てて辛いだろうな可哀想だなって思ってたけど、風磨くんは「美化したくないけどあの時期があったからメンバーの大切さに気づいた」って、「与えられた場所で一生懸命頑張ってる奴って可哀想かな?」って、実際の裏の事情はわからないけど、こういう風に捉えてがむしゃらに頑張れたのは当たり前じゃないし大きい武器だしすごくかっこいい。

絶対にこれから時代を創れると思ったし、こんな約束してもらったらこっちだって死に物狂いでついていくしかないじゃんって、泣いちゃった聡ちゃんをすごいスピードで迎えにいった風磨くんを見て、5人を真ん中に寄せて肩を組んで歌った姿を見て思いました。

こんなに一体感をひしひしと感じた現場は、嵐の現場に2010年からしか参加できていないわたしからしたら初めてで、Sexy Zoneのファンの人たちは好きっていう気持ちが純粋で暖かくて居心地がよくて。ダブルアンコのあと、10分弱みんながSexy Zoneを呼び続けてパタリとそれが止まって拍手が起きた時、これまで支えてきた人たちの、5人にあんなに大切にされる人たちの雰囲気を肌で感じて、わたしもここの仲間に入りたいって心から思った。アイドル対ファンの構図じゃなくて、アイドルに並ぶファンな感じ!!!

もしも君が負けそうなとき
迷わず僕に聞かせてよ 一人じゃないよ
心には 距離なんてない

1万5千人が薔薇を掲げて、メンバーの驚く顔を見て喜んで、一緒に泣いて嗚咽が漏れる、5人が肩を組んでSTAGEを歌っていた、あの素敵な空間は一生忘れることはないと思います。


わたしは櫻井翔くんが自分の最初で最後の自担だって信じてやまなかったし、降りる時はジャニオタじゃなくなる時のつもりだった。名古屋で風磨くんを好きになるだろうなと思った時もそういう気持ちがすごく邪魔してたけど、横アリであんな姿を見ることができて、そんなバカみたいなこと気にしてられないって、これからいろんな景色を一緒に見たいのはSexy Zoneで、菊池風磨くんだって、やっとわたしは素直に言えるようになったよ。

これからだって櫻井翔くんはわたしを形成した尊敬する人だし、風磨くんの尊敬する人でもあるし、きっと切っても切れない関係なんだろうな〜〜。就活の面接で尊敬する人を聞かれたらこれからも櫻井くんの名前を出すと思います。

嵐から、櫻井翔くんからジャニオタの世界に足を踏み入れたことに何も後悔はないし良かったなと思います。
好きじゃなくなったというより、面白くなくなった。
今までわからなかったことがわかってしまって。
わたしが13個下のガキだったから考えが子供だった、それだけだと思います。
降り先が風磨くんって時点でわたしが滅茶苦茶櫻井翔の人となりが好きだったのがお分かりいただけると思いますが!
櫻井くんと風磨くんはほんとに似てるっていう声すごく寄せられるけど、案外そんなことないと思う、わたしは。
例えるなら櫻井くんはバンドマンで風磨くんはアイドル(わかりづらい)

さあそれではこれにて、二の腕が取れるくらい大腕を振られて見送られたいと思います!じゃあね!これからは櫻井くんのことを兄貴とでも呼ぶことにします!


すっっっごく好きだった人、ありがとう。
たくさんの思い出をありがとう。
櫻井くんを好きだったおかげで、良いことが数え切れないくらいたくさんありました。
友達もたくさんできたし、今やそういう話以外もできるような関係の人もたくさんいて、櫻井くんには感謝してもしきれないほどたくさんの出会いがありました。
ずっとなんてない、って言って降りていく嵐担をたくさん見てきました。でもわたしはずっとはあるはずと思ってその言葉を使って櫻井くんを好きでいました。でもやっぱりずっとはなかった。

櫻井担だった自分が大好きだし、見る目があったなと思います。幸せになってね。


そしていますっっっっごく大好きな菊池風磨くん。
風磨くんはやることなすことオシャレで、頭の回転が驚くほど早くて、センスがあって、かっこよくて色白でもちもちで、スタイルが良くて、今は「メンバーが好き」って言える男らしさまで身につけて。
言葉にするのは得意じゃないって言うけど、風磨くんが紡ぐ言葉はわたしにとってはわかりやすくてすっと心に入ってくる魔法みたいです。
ぶっきらぼうに見えるけど、ファンをこんなに大切にしてくれる、今でも十分爆モテ新社会人だけど、ウルトラハイパーモテる時代が風磨くんには絶対くるよ!!!
自分が隣を通る時に向かいの自担に夢中な子の頭ポンってするの反則でしょ、、、(横アリレポより)
そんな風磨くんに群がるひとりになれたことが嬉しいです。
きっと風磨くんにも"そういう時"は訪れると思う、だけどそれでも今好きで今見たいならそれでいいなと思ってます。
風磨くんがもっと最高の男になっていく過程を見れるなんてワクワクする!
生きがいとかそんな風にじゃなくて執着するわけでもなくて、ただ好きっていう気持ちだけで応援していこうと思います。
君しか見えないぶつかっちゃうよ!!!

まだ少ししか見れていないけど、風磨くんは「天性のアイドル」だと思うんです。


「ようこそ!Sexy Zoneを選んでくれてありがとう!」
こんな素敵な言葉に迎えられて幸せ!
わたしの春と恋、持ってけドロボー!


「いつか、いつか...」
少年の夢が
一つ 二つ 合わさってく
今は 五つ 色を灯す
この声を 遠いどこかへ
響かせたい だから
枯れないで いつまでも
回すんだろ? この手で この地球(ほし)を

泣いて笑って 一つになって
笑われたって もう構わない
もっともっと でっかく咲いて
この声が 遠いどこかの
泣きじゃくる あなたに
届くまで やめないよ
回すんだよ! この手で この地球(ほし)を


少し前までわたしは"泣きじゃくるあなた"だった、届いた声に救われてまた幸せになれた。

絶対これからも幸せになれる、あの5人なら幸せにしてくれる、もっとたくさんの人を幸せにできる。

これからたくさんよろしくね、歩いていくよこの未知を。地球を回すお手伝いができたら嬉しいです。大好き!